2017年02月20日 Mon
むかーしむかし、ひとりの光のせんしがいました。よくね、よくあそび、よくたたかう、それはまっ白な光をはなつせんしでした。
せんしはエオルゼアをあるきました。強いモンスター、数々のダンジョン、み力ある人々・・・せんしはエオルゼアを好きになりました。この世界をもっと知りたいと思い、えんどこんてんつに足をふみ入れました。せんしはえんどこんてんつをあそぶ中で、だんだんと光を失っていきました。自分の内にふつふつとわき出したくらいかんじょうに、いつのまにかのまれていったのです。せんしはそれを やみ と知りながらも、ぼくだけじゃないから、みんなもそうだから、と言いきかせ、やみを受け入れていってしまいました。ある時せんしは気が付きました。自分の光が黒かったことに。せんしはたびに出ました。長い長い、たびに出ました。ですが、その、ざんねんなことに、そのせんしはあほでした。自分さがしのたび(キリッ)だとか、無のきょう地にたどりつく(笑)だとか、くもり無きまなこで見さだめ、決める(笑)だとか、ざれ言をほざく中二病かん者だったのです。すくいようのないあほでした。そのあほはあろうことかやみを食らいはじめました。長いたびのせいでおなかがすいたのでしょう。もはやきこうの人間性もげんかいと見える、そう思われた次のしゅん間、そのあほは光をはなちはじめました。白色? それとも、黒色? いいえ、虹色? それはとてもひつぜつにつくしがたい色でした。自分の意思でやみとむき合いやみを受け入れたせんしは、自分だけの色の光を見つけました。せんしはもどってきました。エオルゼアへ。まっすぐできれいでもろかったころの光は、今やぐちゃぐちゃでへんてこりんのちんちくりんな光になりましたが、それはせんしが見つけたひとつの答えでした。せんしは再び立ち上がります。もういちど、この地でたたかおう。今度は、何ものにも染まることのない自分だけの光を武器に。新生あらため・・・新章エオルゼア。はじまります。
| FFXIV | | comments:0 | trackbacks:0 |