2017年02月26日 Sun
せんしには友だちがいませんでした。
せんしには友だちがいませんでした。
むかーしむかし、あるところに光のせんしがおりました。エオルゼアに来た時、せんしには友だちがいませんでした。エオルゼアに来てから、せんしには友だちができました。大なわとびと やゆ されるこんてんつを、ともにとび、ともによろこべる友だちができました。笑い合えるたくさんの友だちができました。また明日ねと、わかれを告げたはずの彼らは、もういませんでした。せんしの黒い光が、やみが、すべてのみこんでしまいました。せんしには、友だちがいませんでした。せんしは長いたびの中で、やみを食らいました。のどがかわき、やみの中の友の影をかつ望していたのかもしれません。失った光はもどっては来ませんでしたが、あの、つらく、たのしかった思い出が、のどをうるおし、心をみたしました。せんしはある少女の言葉を思い出しました。「ただ捨てればいいってわけじゃない。逃げればいいってわけじゃ、もっとない。だから、本当の自分を始めるために、始めよう。」
しかしてせんしはエオルゼアへもどりました。旧き友の名を冠して。今は亡き友の翼を継いで。せんしはそのつばさでとび立ち始めました。亡き友との思い出が道しるべになり、新たな光へとみちびいてくれるでしょう。今は亡き、友の光が。今は、亡き・・・。————————-
い、今は亡き・・・(震え声————————-そして、今・・・
そして今、せんしは、新たな光と出会います。それはまた、べつのおはなし。
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